Entries


2010年、槍ヶ岳・北鎌尾根に単独挑戦中に遭難し、若くして亡くなられた塩飽(しわく)雅彦さん。

彼の遭難を知った仲間によって、目撃情報や捜索費用を募った、当時のウェブページがある。
やがてご遺体が発見されるまでの一部始終が、詳細に記されている。
感情的な言葉はほとんどないのだが、ただ淡々と胸に迫るものがある。

後に出版された、塩飽さんの旅の写真・詩集 『KNOW WHERE』。
圧倒的な何かを前にした時の、真摯な気持ち。 孤独感。
“生きる”ということ。
彼が佇み、ファインダー越しに世界を、自己を見つめる目や言葉を通して、いつの間にか自分自身の心の奥を覗き込んでいる。



    32815411.jpg    KNOW WHERE  http://knowwhere.jp/

     



昆布愛


昨夜、母が 「なんかいいらしい」 という、ざっくりした理由だけで買ってきた海藻サプリについて調べていたら、ツボなサイトを見つけた。

その名も 『KOMOのこんぶページ』

トップページから、いきなり昆布とはおよそ無関係なBGMに意表を突かれる。
メインの 『昆布ざっくばらん』 のページでも、結構な音量で流れるディスカバリーなBGMがまたツボで、ワクワク感が半端ないのだが、いかんせん集中できない。
何度見ても爆笑してしまう。

プロフィールでは、愛用のパソコンからDVDデッキについても詳しく紹介されており、最後に“大好きなスヌーピー”が紹介されている。
この時点で、昆布よりKOMOさんについてもっと深く知りたいという欲求を覚えた。
あと愛車BMW(シブい!)の紹介や、映画レビュー、USJの攻略法まで網羅されており、昆布の枠に収まらない奔放さ。
あとアニメが好きらしい。
もちろん、昆布の雑学はすばらしく、勉強になった。

KOMOさんは、塩昆布会社の研究員らしいのだが、その会社のホームページのどこを見ても、このサイトは紹介されていない。
一個人として、好きでやっているのだ。
言葉の端々に人の良さが滲み出ていて、そして昆布とスヌーピーを愛している。


このサイト、2009年から更新されていない。
忙しいのだろうか?
昆布について語り尽くしたということだろうか。
それとも、もう昆布を愛していないのか。
いずれにしても、全部自分で取り組むという、作者の当時の情熱が生々しく感じられ、私の心は和んだ。


   KOMOのこんぶページ  http://homepage3.nifty.com/KOMBU/
    ※音量にお気を付けください
 


KOMOさんへ
昆布ってすごいんですね。
私もスヌーピー好きです。
無断で載せてごめんなさい。






夫人の罪


映画チャンネルで 『チャタレイ夫人』 をやっていた。
原作 『チャタレイ夫人の恋人』 とは細かな設定の違いがあるようで、ざっくり撮ってみたよって感じだが、結構秀作なのでは・・と思った。
原作は、猥褻だということで裁判の挙句に発禁になったことがあるというが、どこが?何ゆえ?と思うほど大したことはない。
むしろ好感が持てる。
時代だろうか。

チャタレイから連想するのは、ザ・フランス文学 『ボヴァリー夫人』 。
そして私だけかもしれないが、なぜか並んで思い出されるのがポルノ映画 『エマニュエル夫人』 笑
そんなイケナイ夫人トリオのおかげで 『ダロウェイ夫人』 や 『キュリー夫人』 まで“夫人”と付くだけで、エロいんじゃねーかみたいな期待?を誘ってしまっている。 ・・かどうかは知らない。

そんな罪つくりな 『ボヴァリー夫人』 も映画化されているらしい。
いつか観たい1本。
ちなみに、我が近隣の図書館には 『ボヴァリー夫人』 はあっても、『チャタレイ夫人』 はない。
ロレンスの他の書籍はあるのに。
さすがチャタレイ。
いや、ボヴァリーか。


    私が観たのはこっち版 ↓






セロリ色


今年は我が畑でセロリが豊作。
細かく刻んで煎り、ふりかけを作ろう。

ところでわたくし、つい最近まで 『セルリアンブルー』 という色は 『セロリの青』 だと思っていた。
『パセリ → パスリー』 みたいに 『セロリ → セルリー』 という、流暢な英語感覚。
しかしセロリはグリーンでブルーではない。
似ても似つかんやないか・・と疑問を感じていた。

違った。

セロリは “celery”
セルリアンブルーのセルリアンは “cerulean”
その語源はラテン語で空を意味する “caelum” だそうで。
へぇ~へぇ~。(古い)

その話を高校で美術を教えている友人に話したら、彼女は数年にわたって学生に、『マゼンタ』 を 『マゼタン』 と指導していたらしく、間違いに気付いた時は赤面した、と告白した。
ノンタンじゃあるまいし。
「カワイイ名前だな~と思ってたんだよね~、ハハ!」 と。
私の間違いなど大して恥ではない、と自信が湧いた。

今も 「これ『マゼタン』って色なんだぜ?」 と知ったかぶりであろう、かつての生徒が不憫でならない。



     セルリアンブルー 
       たしかに夏の空はこんな色・・






悲しい朝


我が家には居候がおりまして。
1人は夜遅く、玄関の外灯に帰ってきたり来なかったりする、雀のチュン一郎。
チュン一郎は朝が早いので、ずっとすれ違いの生活が続いている。
居ない間に寝床を掃除したりしている私はさしずめチュン介か。 

(頭がおかしいとお思いでしょうが、もうしばらくお付き合いください)

それと、メダカ組・組長一家。
組長夫婦には子供がひとりおります。
一家の跡取り。
それが・・

今朝見たら、どこにもいない・・。
家出か!?

いや、おそらくやられた・・。
ケロンパ組に!
 
組長・・あっしが付いていながら・・
うう。(結局誰なんだ)

(出生の喜びを語った過去記事はこちら


ちょっぴり悲しい朝でした。


201211071111216dd.jpg 跡目を継ぐはずだった、在りし日のボン




  


夏の定番



中古でCDを買った。

昔持っていたのを失くしてしまい、ずっと欲しかったのだが既に廃盤で、手に入らないまま忘れていたもの。
思い立って探してみたら、ネットオークションに出ているのを発見。
しかも状態が良くて¥2500。(ちなみにアマ〇ンでは、中古で¥4000以上の値がついていた)
迷わず入札。
入札期限5分前、もうこのCDは私の物だとテレビで『アメトーーク』を見てアホ面で笑ってる隙に、ライバルが現れ高値を更新したらしく、気付いた時にはオークションは終了していた。
・・なんてこった。

しかし、同じ商品がもっと安価で出ているのを発見。
めでたく成立~。
いやっほう!

取引にあたり、IDにこっそり『Y一郎』の名を入れる浮かれ女。
すると先方担当者のお名前が、なんと『K納さん』と判明し、驚いた。
そしてなぜか照れる。

いろいろ、恥ずかしい人生です。




amazon.jpg 佐藤博 『AQUA』 1988

佐藤博は、いち早くシーケンサーやシンセサイザーを取り入れたシティーポップ・アーティスト。
いつまでも古くならない質のいい音楽。
懐かしくも新鮮。









ヘイ!




  李歐


「ヘイ!」 なんて “アルプス一万尺” 以来である。


『この李歐が時計だ、君の心臓に入っている』

このセリフには後ずさりした。
「なんてやらしいキザな男なんだ・・!」 と思ったが、読み返してみると最初ほどの衝撃はないな‥
免疫が出来たか?

しかし、子まで生しておいて男と天秤に掛けられた上に爆死した咲子が不憫でならないんですが、何やらみんな壮大に苦労する浮世離れした人ばかりなので、つい「よかったよかった」と思ってしまう高村マジック。







二度おいしい



20130406000351c7e.jpg  『巡り逢う人びと』 俊郎



短編集『地を這う虫』は、文庫の方を読んで、好きな一冊。
なんと悲しくも強く、可愛い人たち。

今回単行本を初読。
最初に見たものをお母さんと思ってしまう単純頭の私には、違和感あるかもな~と思いつつ。
しかし読んでみると、果たしてそうでもなかった。
なるほど作家の頭の中が垣間見えて2度おいしい。
しかも文庫に未掲載の作品が一篇あり、得した気分。


それにしても『愁訴の花』なんか、印象としてもう別物な感じ。
これに限って言えば文庫版が断然好き。
『巡り逢う人びと』は単行本の方かな。
何回読んでも泣く。






Appendix

最新記事

プロフィール

こぐま

Author:こぐま
日常のこと、本、音楽のことなど
イラストをごくまれに描きます 
あやしいものではありません

QRコード

QR